英語

【You want to】は実質命令文!一語足したら「ご提案」の表現になるよ

「ぜひ検討してください」と提案するビジネスマン

 

簡単な英語なのに意味がちょっと分からない。単語も簡単、構文も単純。なのに!

英語の日常会話にはそんな言い回しがけっこうあります。

例えばこれ。

You want to eat more!

アメリカのお家で暮らしていたとき、ホストマザーに繰り返し言われた言葉です。You want to eat more! と言いながら、サービング用のでっかいスプーンで管理人の皿にイモだのマメだのたっぷりお代わりを寄こすんです。「あなたはもっと食べたい!」いやいやいや。もうお腹いっぱい、これ以上欲しくないから。最初は困惑したものです。

教科書英語にしたがって日本語にすれば「あなたはもっと食べたい」になりそうですが、日本人はそんな日本語使いません。

実は【You want to eat more!】は実質的な命令文なのです。「もっと食べなさい」あるいは「もっと食べたほうがいいよ」。

例えば。

You want to call Jamie.
ジェイミーに電話してあげて。

You want to be careful!
気をつけて!

否定文も同じです。

これもアメリカのお家での話。雨に濡れた傘を風呂場で開いて乾かそうとしたときのこと。お家の人に You don’t want to do that! と言われてしまいました。

「あなたはそんなことしたくない!」

ではないですね。命令文っぽく訳せば自然な日本語になります。

「そんなことしちゃだめ!」

You don’t want to know.
知らないほうがいいよ。

ちなみに、室内で傘を開くのは bad luck、縁起が悪いのだそうです。アメリカ人も験を担ぐんですよ。

実はこの【You want to】は、もう一つ単語を追加することにより、「~したほうがよろしいですよ」とか「~なさってはいかがですか」のようなとても丁寧な提案の表現になります。

その一語が助動詞の may または might です。may より might のほうがより丁寧とされていますが、may でも十分丁寧だと管理人的には思います。

You may want to save this document for later use.
この文書は後日必要になるかもしれませんから、保存しておくことをおすすめします。

You may want to consider taking the train instead of the bus.
バスではなく電車で行かれては?

特に【You may/might want to】はお客様や目上の人に使えるたいへん有用なフレーズです。ビジネスで英語を使う人はぜひ覚えておきたいですね。

 

読んでくれてありがとう。また来てね。