英語

なぜ【You shouldn’t have】が「ありがとう」になるんですか?

プレゼントとお気遣いありがとうのメッセージ

 

【You shouldn’t have】はいつもいつも必ず「ありがとう」を意味するわけではありません。でも文脈によっては【You shouldn’t have】で「ありがとう」の気持ちを表現できます。

この You shouldn’t have はいわゆる「仮定法」です。げ。と思った人もいるかもしれない。学校の英語ではじめて「仮定法」を習ったとき、何のことかさっぱり分かりませんでしたね。何よりこの仮定法という名称がわかりにくい。

「ああこの背に翼があったなら」は仮定法だけど、「いやなら食うな」は仮定法ではないという。どっちも仮定してるのに。。。

でも仮定法は日常の会話でほんとによく使うのです。英語圏で生活している人なら多分、1日1回は絶対使ってる。今回お話する【You shouldn’t have】も、そんな暮らしの英語のひとつです。

なので。びびらないでね。

「仮定法」って何だっけ?

まずは仮定法をざっくりおさらい。今回は should/shouldn’t を使うケースに絞ってお話します。

基本的な形はこれ。

should have + past perfect(過去分詞)
~すべきだった(のにしなかった)

shouldn’t have + past perfect(過去分詞)
~すべきではなかった(のにしてしまった)

「~すれば」とか「~しなければ」という「たられば」の状況で使うため、仮定法と言うんですね。

実際に使えそうな例文をいくつか考えました。

You should have told me!
言ってくれればよかったのに。(でも言ってくれなかった)

You should have called me!
電話くれればよかったのに。(でもくれなかった)

You should have seen his face when he got the news.
その知らせを受け取ったときの彼の顔を見せたかったよ。
(でも実際には見ていない)

You shouldn’t have said that.
君はあんなことを言うべきじゃなかった。(でも言ってしまった)

Phew, I shouldn’t have eaten that much.
ふー、あんなに食べなきゃよかった。(けど食べちゃった)

 

「お気遣いありがとうございます」になる理由

ではなぜこの【You shouldn’t have】が「ありがとう」を意味することになるのでしょう。

例えば、夕食に招いた客がワインを持ってきてくれたとします。菓子折でも花束でもいいですよ。こんなとき、日本では何と言って受け取るでしょう。

「まあまあ、ごていねいに」
「あらまあ、お気遣いをいただいて」
「気を遣わせてすみませんね」

などなど。

「こんなお気遣いは不要でしたのに」と言葉ではそう言っていますが、これは実質「ありがとうございます」という意味です。

英語にすると。

Oh, you shouldn’t have (done it/this/that).
まあ、そんなことをしなくてもよかったのに。

まさに「お気遣いなど不要だったのに」ですね。

それで、この文脈で使われる【You shouldn’t have】が「お気遣いありがとう」というお礼の言葉として解釈できるわけです。

旅行に行ってきた友人がお土産を買ってきてくれたとか、引越祝いをもらったとか。「お気遣いありがとう」、「気を遣わせてかえって申し訳なかったね」、「わざわざすみませんでした」と言いたいときに、ぜひ使ってみてください。

 

読んでくれてありがとう。おつかれさまでした。