英語

日常会話でよく使う!動詞【help】を使いこなせ

HELPの文字

 

help は誰でも知っている簡単な単語です。あまりに簡単で、ときに侮られたり、軽んじられたりします。

ビジネス翻訳で help を使うと、help なんて簡単な単語はいやだ、support とか contribute とかもっと難易度の高そうな単語を使ってくれ、みたいなリクエストを頂戴します。

でも!

会社の理念や事業内容を説明するときなど、英文のビジネス文書では頻繁に help を使います。

例えば。

We help our customers (to) better manage their human resources.
「弊社はお客様のより効率的な人材管理を支援します」

会社案内のパンフなどでよく見かける一文です。こういう内容の日本語を英作文するとき、基本的には help を使って上のように表現します。管理人は support や contribute が help より高級な単語とは思いません。むしろ help のような単語をうまく使いこなせると、あなたの英語はもっとずっと英語らしくなるでしょう。

そこで!

この記事では、help という簡単だけど実はとても有用な動詞についてしっかりおさらいしたいと思います。

基本の「助ける・手伝う」

My brother helped me with my homework.
「お兄ちゃんが宿題を手伝ってくれた」

前置詞withに注目です。

I helped my mother (to) clean the kitchen.
「母の台所掃除を手伝った」

不定詞のtoはしばしば省略されます。

How can I help you?
「ご用件をうかがってもよろしいですか?」
「いらっしゃいませ」

直訳すれば「私はどのようにあなたを助けられるか?」なのですが、お店の店員さんがお客さんに言うなら「いらっしゃませ」ですし、コールセンターのスタッフが電話をかけて来た人に言うなら「ご用件は何ですか?」です。よーく使います。

We help our clients maximize their return on marketing investments.
「弊社はお客様のマーケティングROIの最大化を支援します」

The company helped Hanabusa Trading reduce their cost per lead by 67%.
「弊社の支援により、ハナブサ商事は見込み客獲得単価(CPL)を67%削減しました」

ビジネスではこんな感じで使います。

 

食べ物や飲み物を「供する」

Help yourself.
「好きに食べてね(好きに使ってね)」

Help yourself to some coffee.
「コーヒーをどうぞ」

どうぞと言ってもコーヒーをカップに入れて持ってきてくれるわけではありません。help yourself から察せられる通り、ポットやカップ、砂糖やクリームが置いてあり、「飲みたかったら自分で注いで好きに飲んでね」という意味です。

ちょっと余談ですが。

Have another helping.

これで「お代わりをどうぞ」という意味になります。取り分け用の大きなスプーンでマッシュポテトをすくい取る様子を想像してください。この「ひとさじ」が helping です。どーんと山盛り一杯は big helping ですし、ほんのちょっとは small helping です。

 

ちょっと意外?「避ける・抑制する」

I can’t help thinking about it.
「そのことが頭から離れない」

直訳すれば「私はそのことについて考えることを抑えられない」です。この help には「自分ではどうにも避けられない、抑制できない」という含意があります。

I won’t go there if I can help it.
「行かずにすむなら行かない」

この文の if 節も「自分の意志とか裁量で避けられるものなら」という意味です。これらの事例からも分かるように、help がこの意味で使われるときは、通常、can とか can’t を伴うところがポイントです。

I can’t help it.
「私にはどうしようもない」
It can’t be helped.
「しようがない」

これも日常的に使われる表現です。ほんとうに help できない場合もあるでしょうが、言い訳の常套句としても使われます。「私のせいじゃない」といった感じです。

 

最後に「役立つ・改善する」

最後に、「役に立つ」、状況などを「改善したり、緩和したりする」という意味で使われるhelp について。

Oh, that should help!
「あ、それいいかも!」

ジャムの瓶のふたが開かない。すると誰かがゴムの手袋を持ってきてくれた。そこであなたは言います。Oh, that should help!

新しい部屋をモノトーンでまとめてみたが、何だか殺風景で冷たい感じがする。「観葉植物でも置いてみたら?」と提案してくれた友人に、さあ、言ってください。Oh, that should help!

この help は、瓶のふたを開けるのに「役立つ」、殺風景な部屋を「改善する」あるいは冷たい感じを「緩和する」という意味で使われています。必ず should を使用するわけではありません。状況や文脈に応じて、it helpsit can helpit might help となることもあります。

Crying won’t help.
「泣いても無駄」

この表現もよく使われます。泣くことは「何の役にも立たない」、「状況の改善にはならない」という意味ですね。

いかがでしたか? I hope this topic helps you better understand the word help!

 

読んでくれてありがとう!おつかれさまでした。