英語

ネイティブが口癖のように使う【the thing is】はどんな意味?

A businessman saying "the thing is"

 

唐突ですが、例文をいくつかご紹介します。

まずは『アナ雪』から。「会ったばかりの男と婚約するなんて!」と非難がましいクリストフに対するアナ王女のセリフにご注目ください。

Kristoff: Hang on! You mean to tell me you got engaged to someone you just met that day?!

Anna: Yes, pay attention. But the thing is she wore the gloves all the time, so I just thought, maybe she has a thing about dirt.

「ちょっと待て。会ったばかりの男と婚約したっていうのか?」
「そうよ。ちゃんと聞いて。でも問題はそこじゃなくて、エルサはいつも手袋をしているから、もしかして潔癖症なのかしらって。。。」

次は Macmillan Dictionary から。

“Why didn’t you invite me?”
“Well, the thing is, I didn’t think you would want to come.”

「なんで呼んでくれなかったの?」
「うーん、それはね。君が来たがるとは思ってなかったんだよ」

こちらは Cambridge Dictionary の例文です。どんな状況で使うセリフか想像してみましょう。

The thing is, the shops close early on Sundays.”

「でも日曜は商店が早めに閉まっちゃうんだよね」

最後に Longman から。

“It sounds like a good idea. Why don’t you invest?”
“Well, the thing is, I can’t afford to.”

「悪くない投資話だと思うけど、やってみれば?」
「うん、実を言うとね、投資するようなお金がないのだよ」

 

the thing is】は文脈によって実にいろいろな訳語が充てられます。英英辞書ではおおむね「返事、意見、説明、コメント、言い訳などを述べる前に使うフレーズ」と定義しています。そして多くの辞書には informal、colloquial、spoken などの但し書きが付いています。主に「話し言葉」として使われる表現ということですね。

上に引用した例文のいずれにおいても、the thing is を削除しても全体の意味は変わりませんし、重要なポイントが損なわれることもありません。極限すれば、あってもなくてもいいわけです。

でも。

使うのです。日常の会話で非常によく使う。

使えなくても困らない。でも使えるととっても英語らしい英語になる。こういうフレーズって実はたくさんあります。積極的に使えなくても、誰かが使ったときに、あ、出てきたぞ、くらいに思っていただければ幸いかなと。

それこそ余力のある人は、自分でも例文を作ってみるといいと思う。新しい単語、新しいフレーズを覚えるごとに、必ず例文をいくつか作ってみる。英語の習得にとても効果のある方法です。

そこで。

管理人も作ってみたよ。

Wife: I thought I asked you to get some dog food on the way home, didn’t I?
Husband: You did actually, but the thing is, they didn’t have the brand we usually buy, and you know how selective our dog is about what she eats.

「私、帰りがけにドッグフード買ってきてって言わなかったっけ?」
「言われた。言われたけどね(問題は)、いつも買ってるドッグフードがなかったんだよ。うちの犬、餌に関しては好き嫌いが激しいからね」

Son: Dad, I don’t want to go to college.
Father: I don’t care, but the thing is, your mother does.

「父さん、僕は大学に行きたくない」
「おれは別にいいよ。でも母さんは納得しないだろうね」

 

読んでくれてありがとう。例文作ろうね。