英語

【英語の主語の省略】ここだけは間違えたくない!

A man saying "makes sense"

 

この記事では英語の主語の省略についてお話しします。「ここだけは間違えないで!」というポイントにほんのちょっと意識を向けるだけで、あなたの英語はもっとずっと英語っぽく聞こえます!

日本語のセンテンスは基本「主語なし」

日本語のセンテンスではしばしば主語を省略します。むしろないほうが自然なケースも多く、もしかしたら実は「主語なし」がデフォルト?って思うことさえあります。

「お昼食べた?」
「食べてない」
「食べる?」
「食べようか」
「何食べる?」
「パスタとか?」

日常会話のやりとりはだいたいこんな感じでしょう。

話し言葉だけではありません。文章でも主語の省略は起こります。同じ主語が何度も続くとき、あるいは書き手と読み手の間で自明なときなどは、よく主語が省かれます。

吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している

下線を引いた2つのセンテンスの主語(吾輩)が省略されています。

ついでに、主語と述語の関係も、英語の主語と動詞の関係ほど明確ではありません。

うなぎ文」って聞いたことありますか?

「私は天丼、あなたは?」
「俺はうなぎだ」

こんにゃく文」とも言うようです。

「こんにゃくは太らない」

「俺はうなぎだ」は説明するまでもなく「俺はうなぎを注文する」という意味です。「こんにゃくは太らない」は「(人は) こんにゃくを食べても太らない」ですね。

「俺はうなぎだ」も「こんにゃくは太らない」も、日本語を普通に使う日本人にとっては何の違和感もありません。でも、外国語の話者にとってはかなり珍妙な日本語です。

試しに Google 翻訳で英訳してみると。

俺はうなぎだ。=> I’m (an) eel.

こんにゃくは太らない。=> Konnyaku does not get fat.

まあ予想した結果ではあります。

でも逆に言えば、日本語特有の言い回しだからこそ、外国人がうなぎ文を自然に使えると「日本語ネイティブ」に聞こえたりしますよね。

 

英語のセンテンスでも主語を省略する

英語は日本語ほど主語の省略は起こりませんが、まったく省略しないわけではない。特に話し言葉では、みんなが思うより頻繁に、けっこうあちこちで主語が省略されています。

日本人にもなじみのある英語表現の中にも、 それと知らずに主語を省略しているケースがいくつもあります。

例えば。

 主語「I」の省略

(I) Thank you.
「ありがとう」

(I) Got it!
「了解!」

(I’m) Sorry.
「ごめんね」

(I) Hope you’re well.
「元気?」

 主語「You」の省略

(Do you) Want some?
「食べてみる?」

(Do you) Like it?
「気に入った?」

(Can you) See that?
「あれ見える?」

(Are you) Ready to order?
「注文はお決まりですか?」

(Have you) Seen my glasses anywhere?
「私のメガネ、どっかで見なかった?」

 Any questions?

何か説明した後に「質問ありますか?」と聞くときのフレーズです。なぜ別立てにしたかというと、省略しないフルセンテンスに3パターンあるからです。

(Are there) any questions?
(Do you have) any questions?
(Does anybody have) any questions?

 

三単現の「S」を忘れない!

お待たせしました。一番大事なポイントです。

主語「It/That」の省略にはちょっと注意が必要です。

例えば。

That makes sense.

相手の説明に対して「分かった」とか、相手の提案に対して「いいと思うよ」と言うとき、ネイティブはこのフレーズをほんとによく使います。主語の That は省略できますが、動詞 make にくっついている「三単現のS」はそのまま残します

Makes sense.

こんな感じ。

ただし!相手に対して「分かった?」とか「それでいいかな?」と尋ねるときは、「S」がつきません。

(Does that) Make sense?

もうひとつ。英語で「場合による」って言えますか? 日常会話でとってもよく使います。答えはこちら。

It depends.

これもしばしば主語を省略するのですが、三単現の「S」は必ず残します。

Depends.

同様に。

(It) Looks like rain.
「降りそうだ」

(It) Seems OK.
「大丈夫っぽい」

(It) Sounds fair.
「いいんじゃない?」

案外落としがちな、でも落としたところでさしたる問題にはならない三単現のSですが、ネイティブはこういうところをはずしません。

先に述べた「外国人のうなぎ文」同様、英語特有の決まりごと、ネイティブがはずさないポイントをしっかりおさえることで、「おーすごい」とは言われないまでも、「ふつうに聞こえる」英語になります。

It/That/This などを省略する場合、三単現のSにはくれぐれも気をつけようね。

 

読んでくれてありがとう。おつかれさまでした。