英語

ちゃんと分かる使役動詞【let/make/have】の違いと使い方

使役動詞に関するメモとペン

 

自分ではない他の誰かに何かを「させる」というとき、英語では使役動詞を使います。けっこういろいろあるんですが、この記事では代表的な三つの使役動詞 letmakehave についてお話します。

LET:したいようにさせる

let は「許可」の使役動詞です。誰かにその人がしたいこと「させる」ときに使います。

She wanted to come with us, but her mother wouldn’t let her.
彼女はいっしょに来たがったが、母親がダメだと言った。

本人がしたいことを親がさせなかった。行くことを許可しなかった。let の本質がよく分かる一文です。

My dad let me drive his car!
父さんが車を貸してくれた。
(自分の車を運転させてくれた)

運転免許を取ったばかりで車を持っていない高校生。最初はちょっと渋っていた父親がやっと車の運転を許してくれた。「運転したがる息子に運転をさせた」わけですね。実生活でもけっこうよく使われるフレーズです。

Should you have any questions, please let us know.
ご不明な点等ございましたらご一報ください。

ビジネスメールの書き方講座では必ず教える一文です。「分からないことがあったら知らせてね」っていうあれです。

MAKE:むりやりさせる

make は「強制」の使役動詞です。やりたくない人にむりやり「させる」ときに使います。

You can’t make him go if he doesn’t want to.
本人が行きたくないなら、むりに行かせることはできない。

左利きの子どもをむりに右利きに変えさせるな。塾に行きたくない子どもをむりやり通わせることはできない。上の例文を応用すれば表現できます!

He made us work all day.
彼は私たちを1日中働かせた。

made を使っていますから「強制的に働かせた」ことが分かります。「私たちの自由に、思うとおりに働かせてくれた」のような文脈なら make ではなく let を使います。

Don’t make me repeat myself.
何度も言わせるな。

同じことを何度も言いたくないのに、あなたのせいで言わざるをえない。むりやり言わされている。そういう気持ちです。

HAVE:誰かにやってもらう

have は「お願い」の使役動詞です。本来やるべき人に「やってもらう」ときに使います。

目的語が「人」の場合と「物」の場合があります。

まずは「人」のケースから。

I’ll have my secretary look into it.
秘書に調べさせます。

嫌がる秘書にむりやり調べ物をさせるわけではありません。秘書に秘書の仕事をさせるのです。なので make ではなく、have を使います。職場で使う鉄板表現です。

Shall I have him call you back?
折り返しお電話させましょうか?

電話なんかかけたくないよーという人にむりやり受話器を握らせるわけではありません。折り返し電話をかけるべき人が折り返し電話をかけるのです。だから have です。こちらも職場で使う鉄板表現です。

次に目的語が「物」の場合。皆さんよく知っている表現ばかりです。これらの have (had) も使役動詞なんですよ。

I had my hair cut.
髪を切った。

実際には「切ってもらった」ですね。日本語では「昨日髪の毛切ったんだー」とか言いますが、ふつうは自分でハサミを握って切るわけじゃありません。美容院に行って、美容師さんに切ってもらいます。

I had my blood tested.
血液検査をした。

これも同じ。自分で注射器もって採血したりしない。「血液検査をした」とは言いますが、実際にはクリニックや病院で「検査してもらう」のです。

Did you have your kitchen renovated?
キッチン、リノベしたの?

使役動詞 have を使っているので、この質問は「業者に改築してもらったのか?」と聞いていることが分かります。業者にやってもらったのなら、Yes, we know a good contractor と答えるかもしれない。業者に頼まず自分たちでやったのなら、No, we did it ourselves ですね。

 

まとめ

let は本人のしたいように「させる」
make は本人の意向にかかわらず、時にむりやり「させる」
have は本来それをやるべき人に「やらせる」または「やってもらう」

この記事では三つの使役動詞、let と make と have の違い、その使い方についてお話しました。英語に極意があるとしたら、地道にコツコツ繰り返し、です。この記事を読んで「そうだったのか!」と思ってくれたとしても、時間が経ったら忘れてしまうかもしれません。そんなときはぜひまた戻ってきてくださいね。繰り返すうちに必ず「身につき」ます!

 

読んでくれてありがとう。おつかれさまでした。