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アドテク英語の【agnostic】はどんな意味?「不可知論」は関係ないよ!

PCとスマホとタブレット

 

プレゼンテーション用のスライドを翻訳していたら、無地のスライドのど真ん中にでかでかとこう書かれている1枚に出くわしました。

Platform-agnostic

辞書で【agnostic】を引くと「不可知論(者)の」という訳語が出てきます。哲学方面の言葉だそうですが、意味さっぱり分かりません。今度は国語辞典が必要になります。

多分だけど、家族で晩ご飯のテーブルを囲みながら「不可知論」について議論することなんてありませんよね? 英語の【agnostic】も同じです。日常の会話で普通に使われる単語ではない。

ところが!

agnostic はアドテク業界(というかテクノロジー分野全般)ではかなり頻繁に使う用語なのです。その意味は「不可知論」とは何の関係もありませんし、「不可知論」という訳語も使いません。

また、agnostic を単品で使うこともまずありません。

ではどういう意味?

~に依存しない」という意味です。

発音は /æɡˈnɑs·tɪk/(アグノスティック)です。

例えばさきほどの【platform-agnostic】は「プラットフォームに依存しない」ことを意味します。platform-agnostic というときのプラットフォームが Windows や iOS や Linux などの OS を指すなら、特定のテクノロジーソリューションがどんな OS でも動くことを意味します。「プラットフォームの別を問わない」のように訳すこともあります。

agnostic の代わりに independent を使っても同じです。platform-independent も「プラットフォームに依存しない」です。

product-agnostic】も同様に、あるテクノロジーソリューションが同じカテゴリーのどんなシステム、どんな製品ともインタラクションできることを意味します。

device-agnostic】なソフトウェアなんて言い方もするんですが、この場合、当該のソフトウェアはPCでもスマホでもタブレットでも他のどんなデバイスでも動作します。

ついでに【device-agnostic survey】はPCでもモバイルでも回答できるアンケート調査のことです。

まとめると。

【-agnostic】で使われる。(例)platform-agnostic、product-agnostic、device-agnostic
【-independent】も同じ意味。(例)platform-independent
意味は「~に依存しない」、「~の別を問わない」

 

読んでくれてありがとう。また来てね。